こんにちは、ちにゃこです。
大阪のバイオリン講師で音楽教室レッスン、自宅で大人向けの教室をしています!
構え方も覚えたし、弓も持てたから弾いてみたんだけどなんか雑音が多くてイメージしてたバイオリンの音じゃないなぁ…💦
音の出し方にもコツがあるのよ♪
今回は綺麗な音を出す基本の方法を解説していくわね!
バイオリンは美しい音色を奏でるためには、正しい演奏技術を身につけることでその魅力を最大限に引き出すことができます。
ここでは、バイオリンの音の出し方の基本を解説します。
弓の持ち方と構えのおさらい
バイオリンの音を出す前に、綺麗な音を出すのに重要な弓の持ち方とバイオリンの構えをおさらいしておきましょう。
弓の持ち方
まず、右手で影絵のキツネを作ってサムグリップ部分を挟み、両耳を降ろします。
次に、指同士の間隔を少しずつ開けて人差し指は深く、小指は指先を乗せます。
最後に、全ての指が丸くなっているか確認してみてくださいね!
構えの確認
まず楽器を左肩に乗せて、床と平行になるように構えます。
次に、自身の正面から斜め45度に渦巻き部分が来るようにします。
最後にバイオリンの表面が斜めになりすぎていないか確認してみてください♪
音を出してみよう
バイオリンは4本の弦が張ってあり、それを1本ずつ弓でこすり摩擦で弦を振動させて音を出しています。
まずはバイオリンの向かって右から2番目の弦(A線/ラ)の上に、弓の元の方を乗せてみましょう!
基本的に駒(こま)と指板(しばん)の間に乗せます。
コマよりに乗せると固く大きな音、指板よりに乗せると柔らかく小さめの音が出せますので慣れてきたら使い分けましょう。
弓を乗せたら弦に対して直角になるように向きを調整します。
自身からでは直角になっているかどうか分かりにくいので、鏡などを使って見てみると分かりやすいです。
弓の向きが調節できたら肘の高さを調整して二の腕が弓の角度と同じ角度になるようにしてみましょう!
弓が正しくセットできたらそのまま弓先に向かってスーッと弓を滑らせてみましょう。
どんな音が出ましたか?
綺麗に音が出た方、ガリッとした音が出た方、かすれた音が出た方など…様々だと思います。
音が綺麗に出ない原因の解決
綺麗に音が出なかった方はどんな音が鳴ったのかよく聴いて、原因を解決していきましょう!
ガリッとした音が出た方
- 主な原因
ガリガリした音が出ている方は弓の重さがかかり過ぎているか弓のスピードが遅すぎる、またはその両方です。
弓は元側が重いので重さが乗りやすく、ガリッとした音がなりやすいです。
- 解決策
弓を少し持ち上げで重さが乗り過ぎないように弾いてみる。
弓のスピードを早めてみる。
弓をしっかり横に動かす。
かすれた音が出た方
- 主な原因
かすれた音が出ている場合は、弓を持ち過ぎているか弓が弦に対して直角になっておらず滑ってしまっている可能性があります。
- 解決策
まずは鏡や動画で撮影するなどしてご自身の弓がどのように動いているか確認してみましょう。(鏡や動画には横側から写してくださいね)
弓が斜めになっていると弾き始めた場所から弓が滑って指板の方や駒の方に縦移動してしまって、雑音が入ってしまいます。
そのため弦に対して弓が直角をキープしながら移動させるように意識しましょう。
弓はまっすぐに出来ているけれど音がかすれてしまう方は、右手は添えるだけの気持ちで弓を弦の上に預けてしまいましょう。
右手の人差し指で上から少し重さを乗せてみてもいいです♪
2つの音が出てしまった方
- 主な原因
2つの音が出てしまった方は弓の角度が合っていない、または弾いているうちに角度か変わっていってしまっていることが原因です。
- 解決策
まずは弓がしっかり右から2番目の弦に乗っているか確認しましょう。
その後角度をキープしながら弓先までいくように意識してみましょう!(重力に負けてだんだん手が下がっていって隣の弦に触れてしまうことが多いです)
問題は解決しましたか?
最初は元から先まで綺麗に音を出すことが難しいかもしれませんが、音をよく聴いて原因を解決して綺麗な音色にていきましょう♪
まとめ
今回はバイオリンの音の出し方について解説しました。
バイオリンの音の出し方は以下の通りです。
僕の雑音が多い原因は弓が斜めになってたからだったよ!
まっすぐ弾くように意識したら綺麗な音になってきた✨
原因が分かればあとは改善するために練習できるので、きっとすぐに綺麗な音が出せるようになるわね♪
美しい音色を引き出すためには、正しい姿勢やテクニックを身につけることが重要です。
こまめな練習と耳で聴いて改善点を探して、バイオリンの演奏をより豊かなものにしていきましょう。
以上、ちにゃこでした!
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