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こんにちは、ちにゃこです。
大阪のバイオリン講師で音楽教室レッスン、自宅で大人向けの教室をしています!
この間演奏会にに行ったら、弓を使わずに指で弾いて演奏している部分があったよ!
それはピツィカートという奏法ね♪
バイオリンのピツィカート(Pizzicato)は、弓を使わず指で弦を弾いて音を出す演奏技法です。
弓での演奏とは違う独特な響きが特徴で、楽曲の中にアクセントをつけるために使用されることが多いです♪
今回は、ピツィカートの基本的なやり方とコツについて解説します。
ピツィカートの基本的なやり方
ピツィカートは、右手の人差し指や左手の指で弦をはじくことで音を出します。
それぞれの方法には異なる音のニュアンスがあり、状況や演奏スタイルに応じて使い分けます。
通常ピツィカートは、弓を持ちながら右手の人差し指で弦をはじきます。特に明るくはっきりした音を出したいときに効果的です♪
⚫︎弓を持つ方法:ピツィカートを行う際、弓を縦にして人差し指を出して弦を弾きます。
まず弓を弦に乗せている状態から縦にします。
そのまま人差し指を出して、弓を人差し指の付け根あたりまで移動させます!
そのまま弦の上に乗せて人差し指ではじきます♪
⚫︎指の角度:弦に対して垂直に指を当て、しっかり弦を押さえるようにはじきます。これにより、安定した音が出せます。
⚫︎音の出し方:弦を少し引っかけるようにしてから離すと、しっかりとした音が鳴ります。指の動きを滑らかにすることで、音が安定し、心地よい響きになります。
左手の指を使ってピツィカートを行うと、右手を弓に集中させながらピツィカートを行えるため、演奏にリズムを加えやすくなります。
音色や強弱の調整ポイント
ピツィカートの音色や強さは、指の当て方や弾く角度によって変わります。
しっかりとした音を出すためには、以下のポイントを意識すると効果的です。
- 弾く位置:ブリッジ寄りでピツィカートを行うと、張りのある明るい音が出やすくなります。指板側で行うと柔らかく温かい音が出やすく、演奏する曲に合わせて位置を変えてみましょう。
- 力加減:指に適度な力を入れて弦を弾くと、はっきりした音が鳴りますが、力を入れすぎると弦が歪み音が割れやすくなります。自然な力加減を意識して、弦が心地よく振動するように調整します。
ピツィカートの練習方法
ピツィカートの練習をする際は、指の動きやリズムを意識して行うことが大切です。以下の練習方法を試してみましょう。
- スケール練習でのピツィカート:普段のスケール練習をピツィカートで行い、指の動きに慣れるようにします。はじめはテンポを落として確実に音を出すことを意識し、徐々にスピードを上げていきます。
- 強弱のコントロール:ピツィカートで強弱をコントロールする練習をします。弾く指の力加減や弦を弾く角度を変えることで、さまざまな音色が表現できるようになります。
- リズムに合わせる:メトロノームを使い、リズムに合わせてピツィカートを行う練習をしましょう。拍子を意識して弦を弾くことで、安定したピツィカートが身に付きます。
ピツィカートは指で弾くので沢山練習しすぎると水ぶくれになってしまいますので、日を分けてこまめに練習しましょう!!
ピツィカートが活きる楽曲の例
ピツィカートはクラシック音楽や現代音楽のさまざまな場面で使用されています。
例えば、ビゼーの「カルメン」やルロイアンダーソンの「Plink Plank Plunk」など、ピツィカートを活用することで楽曲にリズム感や軽快さが加わります。
こうした楽曲を聴いて、プロ奏者のピツィカートの使い方を学ぶのもおすすめです。
まとめ
今回はバイオリンのピツィカートのやり方とコツについて解説しました!
指で弾いただけでも音が出たよ!
ピツィカートは弓で弾くのとはまた違った音が出ますよね♪
ピツィカートは、バイオリン演奏において重要なテクニックの一つです。
基本的な弾き方と音色のコントロール方法を身に着け、リズムや強弱を自在に表現できるようになると、演奏に個性が加わり、より魅力的なサウンドが生まれます。
日頃の練習にピツィカートを取り入れて、指の動きと音の表現を楽しみながらスキルアップしていきましょう!
以上、ちにゃこでした!
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